皆様も葬儀や法事などに行ってお焼香をしたことがあると思いますが、
お焼香とは少量抹香を手で摘まんで火のついた炭にくべる行為です。
お焼香をすることで独特の香りがある煙が放出され、その煙が仏様への帰依になったり、
自分自身の心身の清めになるとされています。
よくお客様から回数を聞かれたりしますが、
お焼香の回数は仏教の宗派によって違いがあります。
☆宗派別のお焼香の回数(青森市内で多い宗派)
・曹洞宗➡2回(2回目は額に押し頂かない)
・浄土宗➡特に決まりなし
・浄土真宗本願寺派➡1回(額に押し頂かない)
・浄土真宗大谷派➡2回(額に押し頂かない)
・日蓮宗➡通常3回
・真言宗➡通常3回
実際に葬儀や法事に行った際には出向いた先の宗派の回数で行うのか?
それとも自分の家の宗派の回数でお焼香をするのか?
答えはどちらでも良いと思いますが、出向いた先の宗派まで一般の方は
分からないと思うので自分の家の宗派の回数でお焼香をされると良いと思います。
あるお寺の住職にも聞いたことがありますが、大事なのは回数ではなく
煙が大事なんだと言われたこともあります。
また日本のお葬式は約80%が仏教で行われていると言われていますが、
あまり多くはないですが神道(しんとう)のお葬式では、お焼香がなく
『玉串』という榊(さかき)に紙垂(しで)を付けたものを神前に捧げていただき、
二礼二拍手一礼をしていただきます(拍手は音を立てずに忍び手)
次は葬儀を終えた後に行う『納骨』についてですが、
遺骨のお墓への埋葬はいつ頃に行えばよいのか?
納骨の時期については期限はありません。
納骨をせずに自宅内に遺骨を半永久的に保管しておいても法律には違反しません。
(自宅の敷地内に遺骨を埋葬することは禁止されております)
実際にはお亡くなりになってから四十九日を目安に納骨をする方が全国的に多いそうですが、
青森では雪が降る時期に納骨をすることが困難なので葬儀を終えてから埋葬する方が多いです。
ただし、これらの納骨の時期はあくまでも目安の一つなので、
必ずその日に納骨をしなければいけないということではありません。
最終的には納骨の日程はご遺族が相談をして決めても良いと思います。
そして納骨を希望する日程が決まったら、菩提寺や石材店に連絡をし
納骨日時を最終確定しましょう。
ちなみにキリスト教の場合は納骨の時期に目安はありませんので完全に自由となります。
ちび太