今回は現在の葬儀の原型といいますか、そんな話を紹介いたします。
明治3年、全ての寺院墓地が国有地となり、
明治5年には法律によって自葬祭が禁止されました。
へ~そうだったんですね。
これにより、葬儀は全て神主や僧侶によって行われることになったのです。
また、明治初期は仏教の排斥と神道の推奨から火葬禁止令が出され、
火葬が行われなくなりました。
しかし、火葬再開を望む声が多かったことに加え、
土葬用の土地が枯渇してきたことから、
火葬禁止令は2年で撤回されることになりました。
その後は衛生的な観点から火葬の有用性を認め、
火葬が義務化されるようになりました。
また、この頃から欧化のあおりを受け、
喪服が白から黒へと変化していきました。
なるほどー。
大正時代に入ると霊柩車が庶民の間でも使用されるようになり、
輿を使った人力での葬送は徐々に見られなくなっていきました。
こういったこともあり、
現代の葬儀の原型は大正時代の頃にできたと言えるでしょう。
ということで、いまの葬儀の原型は大正時代あたりから始まったんですね。
次回はちょっと時代をさかのぼってみましょう。
ではでわまた。
ユン