2019.06.13

日本の葬儀あれこれ その2

 

今回は現在の葬儀の原型といいますか、そんな話を紹介いたします。

 

明治3年、全ての寺院墓地が国有地となり、

明治5年には法律によって自葬祭が禁止されました。

へ~そうだったんですね。

 

これにより、葬儀は全て神主や僧侶によって行われることになったのです。


また、明治初期は仏教の排斥と神道の推奨から火葬禁止令が出され、

火葬が行われなくなりました。

 

しかし、火葬再開を望む声が多かったことに加え、

土葬用の土地が枯渇してきたことから、

火葬禁止令は2年で撤回されることになりました。

 

その後は衛生的な観点から火葬の有用性を認め、

火葬が義務化されるようになりました。

 

また、この頃から欧化のあおりを受け、

喪服が白から黒へと変化していきました。

なるほどー。

 

 

大正時代に入ると霊柩車が庶民の間でも使用されるようになり、

輿を使った人力での葬送は徐々に見られなくなっていきました。

 

こういったこともあり、

現代の葬儀の原型は大正時代の頃にできたと言えるでしょう。

 

ということで、いまの葬儀の原型は大正時代あたりから始まったんですね。

 

次回はちょっと時代をさかのぼってみましょう。

 

 

ではでわまた。

 

 

 

 

ユン