先日、県外にいる友人と話をしていたのですが。
その時に何年か前に葬儀に参列する機会があって
青森と違う事に驚いたことを教えてくれました。
他の地域とは、火葬をするタイミングが違って驚いたそうです。
小さい頃に母方の祖父が亡くなり、その時に初めて葬儀に参列しました。
小さい頃は何も気にする事もなかったですが、
運転免許を取得したころに父方の祖母、伯父、従兄弟と続き、社会人になったころには
火葬のあとにお通夜とお葬式があたり前に感じていました。
でも、他の地域の方から見たらこの火葬のタイミングは驚くのでしょうね。
普通はお通夜やお葬式を終えたあとに出棺をして火葬を行うことが多いみたいですね。
青森のように、火葬のタイミングがお通夜よりも先のことを前火葬といいます。
亡くなられた日から2~3日たつとお通夜よりも先にお骨になってしまうので、
故人様と最後のお別れをされたい場合などはお通夜より先に
亡くなられた方のいる場所へ訪れなくてはなりません。
これは遺体が腐敗してしまうことを恐れた津軽藩の藩主が先に火葬をしたことが
きっかけとの説や、雪が厳しい地域で簡単に人が集まることができない土地柄から
先に荼毘にふす方がいいという説やなどがあります。
火葬のタイミングが違うのも驚きましたが、
もう一つタイミングが違うことがあるのも知りました。
香典返しのタイミングも違うみたいです。
亡くなられた方の49日の法要が終わったころに、香典返しをいただいたそうです。
青森以外の地域では、弔問客にお渡しする香典返しは49日の法要が終わってからが
通常の風習みたいです。
青森では葬儀の当日にその場で香典返しをお渡しするので、聞いた時は驚きました。
青森は一般の参列者はお通夜に参加することが多いと思っていたのですが。
実は青森市や弘前市がそうなのですが、八戸市近辺の地域は
お葬式に参列することが多くあるそうです。
お通夜には近親者のみでおこなって多くの弔問客は
お葬式に参列という流れになっているみたいです。
同じ県内でも地域で違うのを初めて知りました。
忌明けの時期に違いもあるみたいです。
青森市は三七日なのですが、八戸市は五七日なのだそうです。
青森に生まれ育って、知らないことがまだまだありますが。
他の地域との葬儀の違いは経験した方からのお話を聞かないと
気がつかないことばかりだなと実感しました。
ちま