新型コロナウイルス感染防止のための対策を大前提に、
近年、利便性の高い財産管理の方法として注目されている
「家族信託」についてのセミナーを開催いたしました。
今回で2度目となる「家族信託」についてのセミナー。
前回に引き続き、田村良法律事務所の田村弁護士に講師を務めていただきました。
今回のセミナーでは、信託契約書のサンプルをご用意いただき、
書面に沿う形で家族信託を説明。
「委託者」「受託者」「受益者」の3者の関係性から、
委託者と受益者を同一にできることや
もしもの際の受益者の変更が可能なことなどをお話くださいました。
また、受託者へ託した財産の管理についてや
万が一のときの不動産等の売買についても、サンプルをもとにして紹介。
さまざまなケースを想定しての希望を指定できる、
柔軟な制度であることを教えていただきました。
受託者は、すべての財産を託す相手だからこそ、
受益者のために一緒に考えてくれる方を選ぶことが最も大事だと、田村弁護士。
その選択さえきちんとできれば、
日本の社会にマッチしている制度だと締めくくられていました。
質疑応答の際には、受託者への報酬や信託の終了についての質問や
個別にお話をされる方など、関心の高さが伺える講座となりました。