蓮という花は
仏教では智清や慈愛の象徴とされ、
死後の極楽浄土に咲く花として親しまれており
如来像の台座や仏像を安置する厨子という仏具の扉に
この蓮が彫られています。
花びら全体が紅色やピンク色の蓮を「紅蓮」といい
その中でも日本に古くからある蓮を「和蓮(われん)」と呼びます。
青森県では、平川市にある猿賀公園が蓮の名所であり
園内の鏡ヶ池で見られる和蓮は、
弘前藩二代目藩主 津軽信牧(のぶひら)が
弘前市藤代の革秀寺から分け植えられたのだそうです。
猿賀公園では、今この和蓮が咲き始めていて
7月下旬から8月上旬にかけて一番の見頃を迎えます。
早起きの蓮は午後に閉じてしまう為、満開の蓮を見るのであれば
朝7時~9時頃の時間帯がおすすめです。
「北限の和蓮」は今年も人の心を和ませてくれるでしょう。
ちま