今年も桜の季節になりました。
コロナ渦で不安な毎日を送っていらっしゃる方もいると思いますが、可愛らしいピンクの桜の木々を見ると気持ちも癒されますね。
今回は人形供養についてお話しをしたいと思います。
人形供養の歴史は古く、諸説ありますが室町時代の末頃から執り行っていたと言われています。
日本では「全ての物に神が宿っている」という考え方がありますが特に古くから大切にしていたものには魂が宿るとされています。
そのため思い出が詰まったお人形やぬいぐるみなどを粗末に扱うことに抵抗を感じる方が多く、そうした方々の想いから役目を終えた物に対し感謝の意を込めて供養する「人形供養」という習慣が生まれました。
人形供養のほかにも人形感謝祭などと呼び供養を受け付けている寺社は全国にあります。特に有名なのは東京都の明治神宮、千葉県の長福寿寺、和歌山県の淡嶋神社(あわしまじんじゃ)は3月3日の雛流しの神事で知られています。
簡単に手放せないものであり愛着が湧いているからこそ供養がこころの整理とお部屋の整理につながるという人もいます。どんなときも側にいてくれて、幼い頃から大事にしてきたぬいぐるみや人形。
「亡くなったときに自分と一緒に棺に入れて欲しい」と願う人も多いですが大きさや素材などによっては棺に入れる「副葬品」にできないことがあります。その場合は後日、人形供養に出されるとよろしいかと思います。
同じ時間を過ごしてきた人形は人生を見守ってくれた存在です。いろいろな思い出が詰まっているからこそ、最後まで愛を持ち手放すときは感謝の気持ちを存分に伝えたいところです。
納得のいく方法で人形供養をすることは「心のけじめ」にもつながるでしょう。
リンクモア平安閣では
5月29日 9時より人形供養祭と家族葬の相談会を同時開催いたします。
大切にされていた人形やぬいぐるみを心をこめて人形供養をさせていただきます。
そして、相談会では家族葬や一日葬など葬儀の疑問にお答えいたします。
ぜひ、お気軽にお越しください。
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